最近、男性誌やインターネットの広告などでバイアグラの個人輸入についてのものをよく目にします。
医薬品製造メーカーに勤めている私にとって、まさに「ちょっと待った!」と言いたくなる代物ばかり。
先日はバイアグラのジェネリックと謳われたものまで目にして驚きました。
というのもバイアグラが日本で認可されたのは1998年。
医薬品の特許は20年で切れるため、日本でジェネリックが登場するのは2013年以降のことなのです。ジェネリックとは後発医薬品と呼ばれ、研究、開発、臨床試験などのための費用がかからないことから、販売価格をさげることができるのです。
当然、現在ジェネリックとして売られているものは特許法などの目をかいくぐってインドなどで製造されたバイアグラの類似品なのです。
http://www.richpollard.com/
それ以外にも偽造品は多数存在しており、医薬品メーカーが合同で調査したある調査ではネットで購入できるバイアグラの半数以上が効果のないものであることが認められているのです。
医薬品の製造環境は徹底した衛生管理が必要ですが、こうした偽造品はどのような環境で作られているのか、どのような成分が配合されているのか、また、配合されていないのか推し量るすべもありません。
偽造医薬品で健康被害が報告されることほど、医薬品の研究開発に携わる者として悔しいことはないのです。
医薬品メーカーは社会貢献度の高い企業でもあります。
私たちが日々、研究を重ね、人類の健康維持に貢献している功績に答えるためにも、ぜひ、正規の医薬品を購入して頂きたいと思います。